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お知らせ

年頭のご挨拶   日野病院組合管理者 景山 享弘

管理者顔写真 明けましておめでとうございます。
 皆さまのお陰をもちまして、新しい年を迎えることができました。
 昨年一年を振り返ってみると、今のまま人口が減少してゆくと西暦2040年には現在1700余りある地方自治体のうち30%にあたる520もの市町村が無くなってしまうという「地方消滅論」に始まり、それを解消とまではいかないにしても、いくらかでも緩衝できるよう、せめて自らの自治体だけでも人口減少を和らげられるよう、「出生率をあげよう。よそから人を引っ張ってこよう。」と日本中がざわめきたった「地方創生戦略」に明け暮れた一年であったように思えます。
 もちろん地域を健全に維持していく上で人口の維持、少子高齢化の解消は重大な命題で、そのために地方自治体は、知恵をしぼり、官民スクラムを組み、「住民総活躍」で取り組まなければなりません。ただ、この課題は、全国の少子高齢化状態の先端を行く鳥取県にとって降って湧いたものでもなく、長く苦悩してきた問題です。そう簡単に解決するはずはありません。間断なく工夫を繰り返し、長く長く戦わざるを得ない問題です。
 この様な敏感に、そしてスピーディに変革を求められる時代にあって、日野病院組合もまた変化・進化を続けています。
 一昨年に日野病院内に開設された鳥取大学地域医療総合教育研修センターでは、日野病院を地域医療の教育の場として医師をはじめとするスタッフの指導・協力を得ながら多くの医学生や研修医が育っています。同センターの設置により総合診療内科という新しい外来診療科を設置できたことも日野病院にとって、また地域住民にとって大きなメリットでした。
 研修機関としての位置づけは医師に対するものだけではありません。全国で急増する高齢者に対して病院という受け皿では支えきれないということで、今大きくクローズアップされているのが「訪問看護」です。まだまだ全国的に「訪問看護師」は不足しており、その育成は急務です。その教育施設としても日野病院訪問看護ステーションは貢献しています。県内でも先駆け的ステーションとして、鳥取大学医学部附属病院看護師キャリアアップセンターの訪問看護師育成事業の協力施設に指定されているのです。
 これらは変化・進化の一端であり、櫃田院長の口癖である「環境に適応できた者のみが生き残る。」との言葉どおり、日野病院は変化し続けることでしょう。そして皆様に信頼される地域病院としてあり続けたいと強く願います。どうぞ皆様の応援をよろしくお願いいたします。