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新型コロナウイルスとの戦い -冬の陣  -令和3年1月

 昨年のせせらぎから新型コロナの話題ばかりが続いていす。今回はもう良いかなと思っていたら、第3波はこれでにない感染者数であり、鳥取県内にも多くの感染者が出てきています。医療施設内の感染もみられ、いよいよ鳥取県も全国の波に飲み込まれそうです。日野病院においても職員がいっそう気を引き締めて対応しています。しかし、新型コロナについては多くのことが分かってきました。結局のところ最も重要なことは個人個人が自覚を持って感染対策をするこです。感染者は無症状の時期からウイルスを排出しています。もう一度基本に戻って下さい。自分はウイルスを持っているかもしれい、友人や親類も持っているかもしれないという想定の下で感染策を行って下さい。①三密(密閉、密集、密接)を避ける。つまり、換気を良くしてソーシャルディスタンスを守る、両手を広げた囲内には人を入れない。今でも、顔を近づけるようにして立ち話している方をよく見かけます。寒くなると暖かい部屋に人が密集、換気を怠りがちです。定期的な換気をしましょう。②マスクをする。マスクも十分供給されています。不織布マスクが最も効果的です。③手洗い、消毒をする。石鹸で十分洗えばウイルスは確実に去できます。 ④外出を避ける。人混みにでないことです。⑤流行地に行った人との接触を避ける。特に高齢者のいる家庭は要注意です。鳥取県における感染者はすべて他県に行った人か他県の人からの感染です。年末年始の後、感染者が増える可能性は極めて高いと思われます。もう他人事ではないのです。
 前回にも述べましたが、日野病院のコロナ対策をお知らせいたします。住民の皆さんは発熱があればすぐに病院に受診するのではなく、まず、病院に電話をして下さい。病院は受診時間を指定させてただきます。原則的には午後に受診の時間を設定します。受診された患者さんは病院前のコンテナあるいは現在建築中の感染対策棟で新型コロナウイルスやインフルエンザの検査を行います。新型コロナが陰性の場合、院内に入って診療を受けることになります。新コロナ陽性の場合は入院施設が決まるまでコンテナ、感染対策棟に待機、あるいは 自宅で待機になります。現在建設中の感染対策棟は24時間以上の待機もできるように設備を整えています。年末からはPCR装置も増えるため、よりスムーズな診療が可能になると思います。
 多くの皆さんは一体いつまで新型コロナ対策が必要なのか、いつまで辛抱するのかと思っているでしょう。しかし、様々な製薬会社からワクチン製造の発表がありました。日本人にもワクチンの接種が進めば自然と感染は終息(収束)していくと思います。あと半年の辛抱ではないでしょうか。もう、ゴールは見えてきています。あと一踏ん張り頑張りま しょう。