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年頭所感 - 平成20年1月


 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。年頭に当たりまして、一言ご挨拶させていただきます。
 昨年を振り返りますと、日野病院組合としましては診療所事業が拡大し、地域連携活動が活発化し、結果として経営状況に改善の兆しが見られるなど、昨今の厳しい医療情勢にあってよく健闘した年だったと言えます。しかし同時に、看護師不足は深刻化し、さらに「待ち時間が長い」などのさまざまな苦情への対応に苦慮した年でもありました。
 さて、本年はどうなるでしょう。4月の診療報酬改定では本体部分は0.38%引き上げられますが、全体としては0.82%のマイナスとなる予定です。さらに、県内の医師、看護師の不足や偏在化には一向に歯止めがかかる気配がなく、このままでは現在の常勤医師数の確保や、昨年度から実施している10:1看護配置の維持が難しくなる状況が予想されます。こう考えますと、本年は、限られた医療資源のなかで安定した医療を継続的に提供できる体制を構築できるかどうか、まさに日野病院組合にとりまして正念場の年になりそうです。皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、本年が皆様にとりましてすばらしい年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

平成20年1月