日野病院組合 日野病院
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日野病院

ご挨拶

病院長 孝田 雅彦 Koda Masahiko

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
日ごろより当院の運営にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
私は昨年11月21日に日野町表彰を賜りました。赴任から10年の節目に、これまでの取り組みを評価していただいたことを大変光栄に思うとともに、日々病院を支えてくれている職員の皆さん、役場の皆さん、そして住民の皆さまに深く感謝申し上げます。

この10年を振り返ってみますと、着任当初は、公立病院の経営について右も左も分からないところからのスタートでしたが、当時の事務局長に公立病院のシステムから教えてもらいました。公的施設特有の不合理と思う面もありましたが、公立病院ならではの仕組みを学び、一つ一つ課題を乗り越えてきました。診療内容についても日野病院が﹁この地域で何が求められているのか﹂ ﹁当院にできる最大限のことは何か﹂を常に考え、成功と反省を積み重ねながら改善を続けてきました。

そのなかで、最大の課題はやはり人材の確保でした。医師・看護師をはじめとする職員が十分でなければ、新しい取り組みも継続的な医療提供も実現できません。赴任当初の医師不足、看護師不足は在籍の職員におおきな負担をかけました。特に新型コロナが流行し、院内の患者さん、職員にも広がった時期には、病院としてどう乗り越えるか大きな不安もありましたが、残った職員が職種の垣根を越えて協力し合い、この危機を乗り越えることができました。

診療の質を高めることは住民の皆さんの健康に貢献するだけでなく、病院経営の安定や職員のやりがい向上にもつながります。こうした取り組みの積み重ねにより、2022年には自治体立優良病院会長賞、翌
2023年には総務大臣賞という評価をいただくことができました。これは、地域の医療を守るという思いで日々努力を続けてきた職員一人ひとりの力の結晶であり、住民の皆さんのご理解とご支援の賜物です。

一方で、コロナ後は職員が頑張って増収となっているにもかかわらず、インフレによる物価高、人件費の大幅増加によって、減益となり、全国の自治体病院の9割が赤字の状態、全国すべての病院の7割が赤字という厳しい医療環境が続いています。2024年度まではなんとか黒字経営を続けていますが今年度はぎりぎりの状態です。そのような中でも、職員の処遇改善に努めてきた結果、これまで応募の少なかった看護師の採用にも明るい兆しが見え始めています。限られた資源を有効に活かしながら、安心して受診していただける体制づくりに努めてまいります。自治体病院協議会が政府に要望しているように、公定価格である診療報酬のアップと自治体病院として果たしている役割を鑑み、政府からの補助金の増額を期待しています。

着任から10年が過ぎた今もなお、日々さまざまな課題に向き合いながら、職員とともにより良い病院像・地域医療のあり方を模索しています。これからも皆さんの声に耳を傾けながら、安心して暮らせる地域づくりに貢献してまいりますので、本年も変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和8年1月

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