日野病院組合 日野病院
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日野病院

ご挨拶

病院長 孝田 雅彦 Koda Masahiko

新たな出発の年

 春の訪れとともに、新年度がはじまりました。今年度は日野病院にとって、大きな転換点の年になると感じています。
 まず、昨年度の経営についてご報告します。物価の上昇や人件費の増加という厳しい環境の中、収入は増えたものの利益は減少しました。それでも、鳥取県内の自治体病院の中で黒字を維持できたのは当院だけです。これもひとえに、日野病院をご利用いただいている皆さんのおかげです。心より感謝申し上げます。
 今年度、谷口晋一先生を副病院長としてお迎えしました。谷口先生は鳥取大学地域医療学教室の教授として長年ご活躍され、これまでも月2回の診療や、鳥取大学地域医療教育研修センターの併設を通じて、医学生の実習や若手総合診療医の育成に力を注いでくださいました。先生が副病院長として加わってくださることで、地域医療・総合診療の分野で、私たちだけでは気づけなかった新しい視点からの発展が期待できます。当院の将来にとって、これ以上なく心強い一歩です。
 腎臓内科・透析の専門医として、眞野勉先生が赴任されました。先生はこれまで米子医療センターで透析・腎臓内科を長年担当されてきた経験豊富な医師です。これまで透析専門医は非常勤での対応でしたが、真野先生が加わることにより、血液透析の導入から維持まで、一貫して当院で受けられるようになります。 また透析日の増加も検討しており、より多くの患者さんを受け入れられる体制を整えていきます。「遠くまで通わなくても、近くで透析が受けられる」——日野郡および周辺地区の皆さんにとって、そんな安心をお届けできると考えています。
 一昨年まで内科に在籍していた竹本和弘先生が、大学で消化器内科の技術をさらに磨いて戻ってきてくれました。胃カメラ・大腸カメラをできるだけ苦痛なく受けていただけるよう、力を尽くしてまいります。
 ここ1年で、なんと14名の看護師さんが日野病院に加わりました。数年前は看護師不足に頭を悩ませていましたが、若手からベテランまで幅広い看護師さんが揃うことになり、病院全体の看護の質が向上しています。さらに、江府町の江尾診療所や日野町役場への派遣も実現し、地域への貢献の幅も広がっています。看護師に限らず、江尾診療所・日南病院への医師・検査技師の派遣など、日野郡全体の医療を支えるための連携を積極的に進めています。
 最後に今年は、職員の優れた取り組みを称える病院長賞の該当者はありませんでしたが、看護局長賞には、昨年入職したばかりの渡部智恵さんが早くも選ばれました。透析室の勤務とともに糖尿病療養指導士、フットケア、ACP(advanced care planning)など多方面の活動が評価されました。
 人口が減り続ける中でも、日野病院職員一同は日野郡とその周辺に暮らす皆さんの健康を守るために、できる限りの取り組みを続けてまいります。どうか引き続き、皆さまのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

令和8年4月

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